運動療法推進機構
医療、医療の接点での運動療法、運動
日本運動療法推進機構副理事長
医療法人健生会 長濱医院理事長
長濱 隆史
私達は住民、疾病を有しておられる方々にできうる限りの情報、手だてを提供することにより、健康増進、健康管理、疾病治療を行っている。 しかしながら医療保険、介護保険の範囲の中で行わざるを得ない。または目的別に同じ行為でもあなたは保険、あなたは自費あなたは自主的に行ってくださいとなる。 臨床医学、治療医学の概念ばかりでなく、予防医学の概念でその方の生涯にわたる関わり合いかたが必要であろう。 かかりつけ医として地域で発展するのであれば、健康づくりとして、疾病予防として、そして病気治療として、場合によっては寝たきり防止として関わる事になる。 そのような現場で私たちは運動療法を中心として、疾病、生活習慣病の克服に向けて保険系サービス、医療系サービス、そして医療を複合的に提供せざるを得ない。

今回、医療法人42条疾病予防、運動療法施設並びにそれに準ずる施設等が連携し、中心となって様々なサービスが利用者の方々、住民の方々に提供されればと存じます。 本機構は施設間の差別化、囲い込みを増長するものではなく、また収益事業者でもありません。 これからの社会構造の変化、医療改革等の変動があるとしても疾病、生活習慣病に加味された適切な運動療法等の推進は欠かすことはできません。 かかりつけ医機能が発揮できる様小規模施設でもできる体制、そしてネットワークシステムの構築、人材育成、経営的基盤としての予防給付、保健医療等々の問題点がまだ山積みではあります。 今回の日本運動療法推進機構の本格的稼動は現場と理論とその方向性に対して力強い支援体制と思われます。できるかな?とする仕事をできるように、力を合わせて推進したいと存じます。 今後とも皆様のご理解、ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。

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